こんにちは、Sho(@sho_15bb)です。
このブログでは、NBAの情報やスキルなどの情報を解説しています。
険しい顔して審判に抗議中?
熱い選手?素行が悪い?
彼はハートで戦う選手。
時には良くない方向にいく事もあるが
応援したくなる選手なんだ!!!
パトリック・べバリーは33歳ですが、今ですらNBAで活躍していますが苦労人です。そんな彼のキャリアやプレイスタイルについて解説していきます。
※3分で読めますので最後までじっくりとご覧くださいm(__)m
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誰よりも気持ちを前面に出す選手
幼少期の環境から始まっていた。
幼少期の彼はシカゴの非常に治安の悪い地域に生まれ、実父はドラッグ関係でシングルマザーで育った。「It’s Me And You Against The World (私とお前で、世間と闘うのさ)」を口癖に育てあげた話は有名。
高校時代には治安の良い田舎の高校への進学したが、無名高校では大学から声がかからないことを懸念し、シカゴのマーシャル高校へ進学した。その時、母を説得し地元に戻ったが治安悪い=何かと騒がしい方が性に合うと判断したそう。結果、高校では全米TOP10のポイントガードまで評される活躍を見せた。ここから彼の成り上がり人生が始じまる。
大学⇒海外プロリーグへ
アーカンソー大学に進学し、1年時から才能を発揮し、オールアメリカン選出。全米に自身の存在を印象つけたが、学生生活で課題のレポートの不正が発覚し、大学を辞め、ウクライナ2部のBCドニプロというチームに加入した。この選択は有名チームはすでにロスタ―が埋まり、好条件のチームが見つからなかったこと。愛する従兄弟が銃殺される事件が起きてしまい、従兄弟の夢であったNBAプレイヤーにいち早く近づく為に選んだ選択であった。
ウクライナプロリーグでは激しい接触プレイが主流であったが、彼が元々持っていた負けん気がより発揮される形になり、彼のプレイスタイルの下地になったよう。大学時代は顎が外れて、口が閉まらないままプレイした逸話もある。
NBA入りから波乱万丈なキャリア
2009年にマイアミヒート入りが見えたが、チームの金銭的事情によりユーロリーグで育成する方針が取られた。その状況下、少ないプレイタイムで自分の特徴を印象つける方法を模索していく。
2010年アメリカに呼び戻され、コーチや当時レブロンにも認められいた。然し、シーズン開幕数日前に解雇された。(マイク・ミラーの代替選手が必要になった為)
そこで彼はNBAの夢を諦めかけたが、「NBAの化け物たちをディフェンスで抑えられる選手が欲しい。タフでガッツがあり、いつまでに動き続ける選手が必要。NBAに入りたいならディフェンスを磨け」と自分とサイズもスタイルも似た選手であるNBAの先輩ウィル・バイナムにアドバイスを受け、納得し行動を開始した。その言葉を活力にロシアリーグMVPを獲得した。
NBAで自身の立ち位置を確立する
2012年にヒューストンロケッツに加入する彼だが、当時は全盛期ジェームス・ハーデンにジェレミー・リンらがおり、彼に対する期待は低かった。それにも関わらず合流初日にハーデンに対し、ハードディフェンス。、休憩中のリンに「休むな」と激を飛ばす気の強さを見せ、いい意味で異端児と認識された。ディフェンスでの異様な粘り強さと泥臭いタフネスファイトスタイルこそ、チームに必要と判断され彼はスタメンに選ばれた事を聞いた時、嬉しさのあまりに泣き崩れた。
相手を執拗なまでに削る(長所でもあり短所)
彼とのハードディフェンスとそのメンタリティは諸刃の剣である。チームを活性化する効果があるが、時に相手選手に過度に行き過ぎてしまい。アクシデントに繫がる一面もある。
当時OKCサンダーのスター、ラッセルウェストブルックとの激しいマッチアップは近年NBAでも物議をかもした出来事である。プレイオフで激突した彼らは試合中の接触でウェストブルックの右膝十字靱帯断裂のアクシデントが発生。この出来事以降、因縁の関係となり、常に激しい戦いを見せている。
この出来事でSNS上で殺人予告を受ける騒ぎにまで発展し、チームは彼にセキュリティをつけた。然し、本人は「おいおい、俺はシカゴのウエストサイド育ちだぜ?殺害予告なんかどうって事ねぇよ。自分の身は自分で守れるさ」と、笑ってセキュリティを追い返した。逸話がある。
しかし、そんな彼もケガを負わせるつもりはなく、自分の役割と使命を理解して上でのディフェンスであることを勘違いしてはいけない。怪我をさせるつもりではリーグで長期間活躍することはできない。彼は相手エースにリスペクトを持って、身体・スキル・トラッシュトーク、使えるものを全て使用し全力で相手を抑えにかかっているだけである。常人では到底できないことを毎試合行っている。
気持ちが見えるから応援したくなる選手
苦難だらけのキャリアの中でミネソタティンバーウルブズでのプレイオフ進出が決まり感動的な場面も!!!この涙は今までの苦労や努力の賜物である。今までもプレイオフでの戦いはあるが若しミネソタでのプレイオフ進出は彼の中でも意味が違うのだろう。
WHO WOULDN’T WANT THIS MAN ON THEIR TEAM?
— Minnesota Timberwolves (@Timberwolves) April 13, 2022
WE LOVE @patbev21 ♥️ pic.twitter.com/iHOuvYSijO
若手の兄貴分(メンター)として
ミネソタは非常に若いチームである。そんなチームにタフさとガッツを見せる存在として、チームを鼓舞し続けている。33歳の彼はチームで最年長。ベテランは良くメンターと称されることが多く、若手の見本になることが多いが彼の強烈なキャラクターが有望な若手にも大きな影響を与えている。
リーグ2年目のアンソニーエドワーズはこれからのNBA看板になりえる選手。そんな彼と深い絆で結ばれていることがわかるシーン。本来、スコアラーのエドワーズ。チームの主役であるエドワーズがタイプの違うべバリーと絆が深まりやすいとは考えづらい。それでもべバリーの人間性やタフさを目の当たりし、チームとしても選手としても導いてくれているのだと思う。
𝐁𝐑𝐎𝐓𝐇𝐄𝐑𝐒.@theantedwards_ ❤️ @patbev21 pic.twitter.com/ueqlcNuPcH
— Minnesota Timberwolves (@Timberwolves) April 13, 2022
リーグでも嫌われ者の部類に入っていたべバリーがキャリア晩年を迎え、愛され、必要とされる選手だと改めて思いました。今シーズンのミネソタの躍進は彼無くしてはあり得ないと思います。プレイオフが始まっていますが、彼の一挙手一投足に注目しましょう!!!
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